和菓子

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高知・西川屋老舗「ケンピ」お殿様に献上していた伝統の味

歴史と製造方法について 漢字で「堅干」と書くことからも想像がつく通り、非常に堅くて歯ごたえのあるお菓子です。その起源は諸説ありますが、土佐藩の初代藩主である山内一豊が入国した際に、西川屋の祖先が献上したのが始まりだと考え...
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徳島・岡田製陶所「霰糖」昔と変わらない製法で作った貴重な和三盆は必食

歴史と製造方法について 現在の徳島県にあたる阿波で砂糖が作られ始めたのは安永5年(1776年)だと伝えられています。阿賛山脈南側(徳島県側北部)は水はけが良く稲作には適さない土地だったため、代わりとなる作物としてサトウキ...
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福岡・久留米黒棒本舗「黒棒 筑紫路」素朴な味わいの優しいお菓子

歴史と製造方法について 黒棒は小麦粉と卵を合わせた生地を焼き上げ、そのうえから黒蜜をコーティングしたお菓子です。その名の通り黒い棒のような形をしており、九州を中心に作られています。起源は南蛮菓子をもとにしたという説や農家...
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主菓子と干菓子ってなに!?和菓子の基礎知識を紹介

和菓子の歴史 私たちが普段から慣れ親しんでいる甘い和菓子が普及するのは、江戸時代に入り、国内に砂糖が普及し始めてからです。中国やオランダといった海外を通して、当時貴重だった砂糖が長崎に輸入されるようになります。さらには、...
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島根・三英堂「菜種の里」春の訪れを告げる優美なお菓子

歴史と製造方法について 菜の花畑を蝶が舞う様子を表現している菜種の里(なたねのさと)は、島根県松江市の三英堂(さんえいいどう)で作られているお菓子です。松江の銘菓として知られる山川(やまかわ)若草(わかくさ)と合わせて、...
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島根・來間屋「生姜糖」ブランド野菜を使った昔ながらの生姜糖

歴史と製造方法について 來間屋生姜糖本舗(くるまやしょうがとうほんぽ)は、江戸時代中期に日本で最初の生姜糖を製造したお店だとされています。來間屋では今でも創業からの製造方法が守られており、炭火を熱源にした釜で砂糖と生姜の...
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京都・満月「阿闍梨餅」お土産の定番は美味しさも格別

歴史と製造方法について 今では京都土産の定番となっている阿闍梨餅(あじゃりもち)。その美味しさから京都駅構内で、お土産としてまとめ買いする人もいるほどです。大正11年に誕生した阿闍梨餅は、比叡山で修行する高僧の阿闍梨にち...
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石川・森八「長生殿」日本三大銘菓にも名を連ねるキングオブ銘菓

歴史と製造方法について 篆書体(てんしょたい)という独特の字体で「長生殿(ちょうせいでん)」と刻まれたこの和菓子は、お菓子処の金沢を代表する落雁(らくがん)です。落雁とは、粉状にしたもち粉などの穀物に砂糖や水飴を加え、木...
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京都・井筒八ッ橋本舗「夕子」定番の餡入りの生八ツ橋

歴史と製造方法について 生八ツ橋は、硬い板状の八ツ橋を焼かずに、生のままで提供したことがきっかけで生まれた和菓子です。現在ではむしろ生のほうが人気となり、京都土産の定番として定着しました。 正方形の生地を三角折りに...
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島根・彩雲堂「若草」大名茶人松平不昧ゆかりのお菓子

歴史と製造方法について 緑色が印象的な若草(わかくさ)は、細かく挽いたもち米を釜で練り上げた後、上からそぼろ状の寒梅粉をまぶしたお菓子です。江戸時代に松江の藩主を勤めた松平不昧(まつだいらふまい)が考案した、いわゆる不昧...