京都・満月「阿闍梨餅」お土産の定番は美味しさも格別

和菓子

歴史と製造方法について

今では京都土産の定番となっている阿闍梨餅(あじゃりもち)。その美味しさから京都駅構内で、お土産としてまとめ買いする人もいるほどです。大正11年に誕生した阿闍梨餅は、比叡山で修行する高僧の阿闍梨にちなんだ名称です。特徴的な丸い形は、阿闍梨が身に着ける網代笠(あじろがさ)を模して作られました。

材料と味について

阿闍梨餅の特徴は、何といっても皮のモチモチとした触感です。この触感が好きで、阿闍梨餅を買う人は少なくありません。餅米をベースに氷砂糖や卵などの材料を練り合わせた生地は、端のほうが厚く焼き上げられています。そのため、皮の触感を存分に楽しめる端の部分が好きという方も多いのではないでしょうか。

また、餡にもこだわりが詰まっており、丹波産の大納言小豆のつぶ餡が使った上品な口どけとなっています。 賞味期限が5日と少し短く、時間の経過とともに皮が少し硬くなる場合は、電子レンジやトースターで温めなおすと美味しく食べることができます。

満月の基本情報

創業:安政3年(1856年) 住所:京都府京都市左京区鞠小路通今出川上ル

阿闍梨餅で有名な満月は、京都の中心部から少し北寄りの出町柳駅から徒歩7分ほどの場所にあります。取り扱う商品は、阿闍梨餅を含めて4種類しかなく、限られた商品が丹精込めて作られています。

また、本店では出来立ての阿闍梨餅が販売されており、温かいままで個包装されています。冷ましたものより、皮はしっとりとして、餡もトロっとした状態の出来立ての美味しさを堪能できます。

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